『Goプログラミング実践入門 標準ライブラリでゼロからWebアプリを作る』を読みました。
標準ライブラリを中心としたGoの扱いに加えて、WEB技術についても理解でき、学びが多い書籍でした。
前提
元々の私のGoの経験は、Tour of Goをなんとか終えた上で、 個人でLINE BOTやブログサイトなどを作ったりしたレベルで、
- WEBフレームワークを使うことが多く、標準ライブラリの扱い方がわからない
- 基本的な知識に知識の抜け漏れがある
といった課題がありました。
感想
本書を読み始めた動機は、
- 写経しつつGoを書く力を高めたい
- WEBアプリケーション開発を通して、WEB技術全般を復習したい
といったものでした。
1日2時間程度で15日位かけて読み終えました。
読み終えた感想としては、とてもよい本でした。
といった具合に、ハンズオン形式でWEBアプリケーションを作る過程で得られました。私がよく使うWEBフレームワークのEchoなども、標準ライブラリのnet/httpを使用しているため、多少なりともOSSのコードを読み解く力が付きました。
注意点は、「第2章 Goプログラム「ChitChat」」は独立した章で、かなり省略された説明しかなく、理解しながら読み進めることが難しいです。第2章は、まず概要を示すことを目的とした章だと思うので、この章は一旦飛ばして最後に読んでも良いかもしれないです。
本書は訳書ですが、くどい言い回しなどなく、自然な日本語て文章が読みやすかったです。
余談ですが、Rails Tutorialと構成が少し似ている印象です。RailsというWEBフレームワークの解説にとどまらず、WEB技術やテストなどを広範に学べるハンズオンという点が、似ているなという感想とともに、ハンズオン重視の私の適正に合った書籍だと感じました。
まとめ
- WEB開発、HTTPの知識を得られる
- Goの標準ライブラリの扱い方がわかる
- 翻訳書であるが読みやすい文章