第二子の誕生をきっかけに、約1年間の育休を取得しました。復職してからは3か月ほど経ちます。 この記事では、育休中の過ごし方と、復職後に変わった働き方・キャリアの考え方について書きます。
育休を取得できたことへの感謝
まず、1年という長い育休の取得を受け入れてくれたチームや会社に感謝しています。育休前の引き継ぎから復職後の受け入れまで、多くの方に協力していただいたおかげで、安心して育児に向き合えました。
育休中にやったこと
育休中は、これまで十分にできていなかったことにも取り組みました。とくに複数の育児書を読んだことは、これまでの育児方針や子どもとの過ごし方を見直すきっかけになりました(読んでよかった書籍は後述します)。 第二子のためにしていたことは、主に次のとおりです。
- 睡眠サイクルが整うまでの夜間の授乳
- 予防接種、定期検診
- 離乳食作り
第一子とは、動物園や水族館、遊園地など、いろいろな場所へ出かけました。保育園には通っていましたが、比較的自由に平日休めたので、空いている平日にレジャー施設へ行けるのは何ともいえない贅沢でした。 2人の子どもとは、おもちゃで遊んだり絵本を読んだりする時間も、毎日欠かさないようにしました。
自分自身の学びとしては、次のようなことにも取り組みました。
- 投資の学習
- 気になる技術や統計学の学習
育休中にしていたこと自体は、特別なものではないと思います。ただ、育児にまとまった時間を使ったことで、復職後の時間の使い方やキャリアの考え方は大きく変わりました。
時間の使い方が変わった
育休前は、本業以外の時間の多くを技術学習や副業に使っていました。始業前や終業後、休日に副業や個人開発をしたり、技術書を読んだり、有給を取って丸1日学習に充てたりすることもありました。自分の時間を比較的自由に使えたので、技術力を伸ばすためにまとまった時間を投じる、というやり方でした。Netflixを見たりゲームをしたりする時間もありました。ただ、休日はすべて技術に時間を使っていたわけではなく、土日のどちらかは子どもと出かけるようにしていました。
復職後は、生活スタイルが大きく変わりました。本業にはしっかり取り組みつつ、平日も休日も、空いた時間はできるだけ子どもたちと過ごしています。絵本の読み聞かせは、今では自分にとっても楽しみの一つです。以前は学習のために有給を取ることもありましたが、今は子どもと遊びに行くために取ることが増えました。
もちろん、エンジニアとして学ぶことをやめたわけではありません。学び方を変えて、週2回の通勤時間や子どもたちが寝た後の隙間時間に、業務のコードを読んだり技術書を読んだりしています。
子どもたちの生活リズムに左右されるので、学習時間を自分で完全にコントロールできないもどかしさはあります。それでも、今のペースでも週に5時間ほどは確保できています。月に1冊程度は技術書を読めそうなので、今のところ強い不安はありません。
学習の考え方が変わった
育休前は、興味のある技術を幅広く学んだり、副業や個人開発を通じて技術に触れる量を増やしたりすることに価値を感じていました。これにより、キャリアアップを実現できたため、一定の価値は合ったと思います。ただ今は、使える時間が限られるようになり、学ぶ対象を以前より慎重に選ぶようになりました。
現在は、今の業務に直結する学びや、今後のキャリアの軸になりそうなドメイン知識を優先しています。もともと会計システムに関わっていたこともあり、金融領域には強い関心があります。技術そのものだけでなく、決済、ポイント、与信、ファイナンスといった領域の理解にも、これからは時間を使っていきたいです。
復職後のキャリア
復職前は、会計関連のマイクロサービスを扱うAccounting Teamに所属していました。復職後はメルペイに出向し、Growth施策のバックエンドを担うLoyalty & Incentive Teamへ異動しました。
もともと金融領域で働きたいと考えていたため、この異動は自分にとって非常にポジティブなものでした。現在はポイントのドメインを学んでおり、今後は決済や与信など、金融のさまざまな領域への理解も深めていきたいと考えています。
1年間現場を離れることには、育休前から不安がありました。ただ、復職後に新しいドメインへ移り、改めてキャッチアップするなかで、育休によってキャリアが止まったとはあまり感じていません。むしろ、自分がどの領域で価値を出したいのかを考える時間になりました。
AIでキャッチアップの不安がなくなった
復職後に改めて感じたのは、AIのおかげで新しいドメインやシステムに入りやすくなっていることです。最終的には自分でコードを読み、仕様を理解し、チームの仕事の進め方を把握する必要があります。それでも、最初に全体像をつかんだり、分からない言葉を調べたりする際には、AIがかなり頼りになります。
実際にAIのおかげで、他チームの管理するマイクロサービスのコードを読み解き、改善の提案までできています。これは育休前にはできていない動きでした。
1年以上現場を離れたからといって、それだけで大きな引け目を感じる必要はないのではないかと思っています。育休の有無にかかわらず、エンジニアには継続的なキャッチアップが必要です。休んでいた期間の長さよりも、復職後でも貪欲にに学び直していく姿勢かが大切だと感じています。
まとめ
1年間の育休を経て、時間の使い方は大きく変わりました。以前のように、自分の裁量でまとまった学習時間を確保することは難しくなりました。一方で、子どもたちと過ごす時間が増え、限られた時間のなかで何を学び、どの領域で価値を出していくかを考えるようになりました。
育休を取ったことでキャリアが止まったとは、今のところ感じていません。むしろ、働き方や学び方、今後深めたいドメインを見つめ直すよい機会になりました。 今後も、育児と仕事の両立について、無理なく継続していきたいと思います。
読んでよかった子育て書
- 『科学的根拠(エビデンス)で子育て』
- 『3歳までに絶対やるべき幼児教育』
- 『マンガで読む おうちモンテッソーリ教育のはじめ方』
- 『0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!』
- 『3~6歳までの実践版 モンテッソーリ教育で自信とやる気を伸ばす!』