エンジニア3年目の振り返りをする。
昨年までは、プライベートでの技術的な取り組みをテーマにしていたけど、今年から振り返りの内容を広げてみる。
過去の振り返り
- エンジニア1年目 2020年総括 - Yuki Watanabe's Blog
- エンジニア2年目 2021年上期総括 - Yuki Watanabe's Blog
- エンジニア2年目 2021年下期総括 技術編 - Yuki Watanabe's Blog
仕事
1-6月: 前職
前職では、Ruby, Rails, Vue.jsによる開発をメインとにしつつ、以下の機能開発などをやらせてもらった。
- Auth0による認証機能
- WebSocketによるチャット機能
特定の言語やフレームワークによらないWebに関する技術の知見を深める良い機会となった。 初めて深夜作業をしたのだけど、エンジニアっぽい経験ができて楽しかった。
7-12月: 現職
現職では、GCPのKubernetesクラスタ上の会計マイクロサービスをGoで開発している。 はじめて自社開発企業で働いているため、立ち回り方がよく分からなかったが、とにかく主体的に、どんなボールでも拾うことを意識している。
現職では半期ごとにチームメンバーからレビューを貰える制度があり、「キャッチアップが早い」「積極的に改善提案をしてくれて助かる」といった肯定的なコメントを多数もらえて、順調に馴染めてきてきたことがわかった。
機能開発以外にはいくつか開発フローに関する課題感を共有し、実行までやりきってチームに一定貢献できた。
- 会計ドメインの知見共有
- 開発フローの策定
- タスクのレビューフローの改善
- ログ・監視基盤の改善
- 振り返りの改善
個人学習、転職活動
1~3月: 転職活動
前職で2年が経ち、新しいことをやりたくなったため転職活動をした。
必須条件として「Goを使えること」「FinTech領域であること」を掲げ、自社開発企業に絞り選考を受けることに。
結果6社ほど内定をいただき、メルカリへの入社を決めた。
当時はエンジニアの経験としては2年程度だったため転職活動は難航することが想定されたが、スムーズに進んでよかった。
転職活動の振り返りはこちら。
4~5月: コンピューターと向き合う
定期的にコンピューターサイエンスの知識増強をしている。 今回はゴールデンウィークを使って、名著との呼び声高い『コンピュータシステムの理論と実装』を読んだ。
コンパイラやバーチャルマシン、アセンブラをハンズオンで作る過程で、プログラミングがコンパイルされ、機械語へ変換されてCPUやメモリがどのように動くのか手触り感を持って理解できたのはよかった。
2ヶ月間集中し100時間以上かかったけど、大量の時間を投下するに相応しい価値のある書籍だったと思う。
読んだ感想はこちら。
6月: 新しい技術のキャッチアップ
新しい会社で使う技術は、次のような未経験の技術ばかりだったので、入社前に基本を抑えておくことにした。
- Go
- GCP
- Kuberentes
- React
- GraphQL
公式ドキュメントや技術書、Udemyを利用してざっと基本を学んだくらいではあるけど、結果的には入社後にとても役立った。
なお、ReactやGraphQLはまだ業務で使えていない。
7~9月: 入社 & キャッチアップ
7月に入社し3ヶ月かけて、事業面、技術面のキャッチアップに注力した。 入社してすぐは、膨大な情報があることに驚いた。リリースから10年が経っている大規模サービスとなると、こんなにも情報に溢れているのかと。
ドキュメントとソースコードを読む、知ったことをドキュメントにまとめる、のサイクルを高速で回し続けていたらいつの間にかキャッチアップが完了した。 今までの経験で、スタートアップのような少人数のエンジニア組織でバリューを出せる自負はあったけど、大規模組織でもバリューを出せることがわかって大きな自信となった。
エンジニアとしてのオンボーディングについて意識していることを詳しく書いた。
10月: ソフトウェアアーキテクチャ
この頃から今後のキャリアとしてテックリードを目指したいと考えるようになり、アーキテクチャ設計に関する知見を深めたいと考えるように。 マイクロサービスを含めたさまざまなアーキテクチャについて学習するために、『ソフトウェアアーキテクチャの基礎』を読んだ。
12月: 英語
10月より週に1度英語のミーティングが開催されることとなった。
本日の朝会が英語で開催された!
— Yuki Watanabe (@_yuki0920_) 2022年10月12日
チームメンバーは全員日本人だけど、割とみんな英語話せていてビックリ
自分の英語は恥ずかしくなるくらい下手だと気づけて、英語学習に火がついた
この日から自分の英語へのモチベーションは急激に上がり、少しずつ英語の学習量を増やしてきた。 そして将来的には、英語で技術的なディスカッションができるようになりたいと思っている。
現在はリーディングとリスニングに注力しており、英単語帳を使って学習をしているところ。
私生活
子供が0歳から1歳になり、日々の成長を見守るのがとても楽しい。
今年だけでも、いろいろなことが出来るようになった。
いつかは子離れしなければならない時が来るので、今はできるだけ多くの時間を子供と一緒に過ごすようにしている。
また、9月にスプラトゥーンが発売されて、めちゃくちゃはまり、1ヶ月100時間くらいプレイしていた。とても面白いのだけど、ある程度のレベル(ウデマエS+)まで上がると急に勝てなくなり、ここ最近は幸いゲームへの熱が落ち着いてきた。
まとめ
2022年を振り返った。
例年通り興味のある領域が数ヶ月単位で遷移しているけど、これが自分のスタイルなのだなと思う。 来年も興味駆動でいろいろなことに挑戦していきたい。