先日エンジニア2年目の振り返り記事を書きました。
振り返ることで自分の興味の変遷がわかり面白かったため、すでに2022年2月ですが2020年の記憶を呼び戻し1年目の振り返り記事も書いておきます。
2019年11月~2020年1月
2019年10月末に前職を退職し、エンジニアになったのが2019年11月です。29歳のときでした。
業務を始めてからは、(想定できる準備はしていたものの)基礎技術不足を痛感し、RubyやSQL、Gitを学習し直しました。
短期的な目標を立てるとモチベーションを保ちやすいタイプのため、Ruby技術者認定試験Silverを受験し合格したのもこのときです。
2月~3月
プログラムの文法を覚えた段階で直面したのが、「きれいなコードを書けない」、「バグ、仕様漏れが多い」という課題でした。
これらの課題を解決するため、下記の名著を中心にひたすらインプットし、業務でアウトプットできるように心がけていました。
学んだテスト技術を活かすためのサンプルのアプリを作り、その過程で得た知見を記事にしました。
4月
コーディング力をより上げたいと考え、アルゴリズム系の書籍や記事を読みつつ問題をひたすら解きました。
伊藤さんの記事を参考に自分で解いた過程を記事にしました。
5月~7月
Rails Tutorialを2週しました。 1週目はそのまま写経し、2週目はテストをRSpec(元はminitest)で書き直しながら進めました。 サブ教材として、『Webを支える技術』と「Ruby on Rails ガイド」を一通り読みました。
この経験で爆発的にWEBアプリケーションの開発力を高めることができました。 おかげで、業務では簡単な(Railsの)サーバーコードの機能改修ならばサクッとこなせる実力がつき、費用対効果の高い学習だったなと思います。
railsguides.jp railstutorial.jp
8月~9月
何の気無しに読んだ『プログラミング英語教本』がとてもおもしろく、英語へのモチベーションが高まりました。英語でドキュメントを読みこなせることを目標に、英語リーディングの学習をしていました。
まずは、実家で眠っていた英単語帳と英文解釈本を掘り起こし基礎を復習しました。次に、英語版のリーダブルコードの原著を日本語版を参考にしつつ読破しました。
2ヶ月という短期間ではありましたが、英語への抵抗感を減らせたのが良かったです。
10月~11月
Rubyでより良いコードを書きたいと考え、『リファクタリング:Rubyエディション』を読みました。8,800円と技術書の中ではかなり高価ですが、誕生日プレセントとして妻に買ってもらいました。Rubyが母国語の自分にとってはとても理解がしやすく、写経することでグンと力がつきました。 この時期からPull Requestのレビュワーを担当することが多くなりましたが、リファクタリングの観点を念頭に置くことで、レビューの観点を増やすことができたかなと思います。
さらに、デザインパターンにも興味が出たため、中古で少し高騰していた『Rubyによるデザインパターン』を購入し読みました。読みながらデザインパターンに関する記事を量産しました。
11月~12月
この2ヶ月間は、基礎技術を幅広くインプットしていました。モデリング以外はネットワーク関連の書籍を多めに読みました。
この時期にエンジニア仲間から、roadmap.sh の存在を教えてもらいました。開発に必要な知識と自分の知識とのギャップを可視化出来るため、とても役立っています。
まとめ
1年越しに、エンジニア1年目を振り返る記事でしたが、意外と覚えているものですね。
正直なところエンジニア1年目はしんどいことが大半でしたが、この時期があったらこそ、今仕事や個人の開発を楽しめているのだと思います。